ワイルドアットハート

評価　★★★★★★★★★☆
一言で表す「ワイルドな心」

なんかすっごい独特な映画でした。
ものすごい世界観があります。
完全に飲み込まれました。
りんち監督の独特な世界観がひしひしと伝わってきました。
自分のとりたい姿が本当にはっきりしている感じ。
ぶれていません。
だからこそ、全てがストレートに伝わってきます。

車で走っているシーンが多々ありますが、
その雰囲気がとっても好きです。
ありふれた内容ですが、リンチワールドとして
全く新鮮な話として伝わってくる感じが本当にすばらしい作品だと思いました。

ラストのシーン、圧巻ですね。
天使の部分。
こんなシーンをもってくる映画はじめてでした。

めがね

評価　★★★★★★☆☆☆☆
一言で表す「ゆるゆる帝国」

と～～～～ても、ゆるい作品。
かもめ食堂よりもさらにゆるかった気がします。

やりすぎかな～ってとこも、
これはないだろうってことも、
不思議だな～ってことも、
もうなんでも「あり」ですね。

とはいえ、なんといっても、
家具が本当に大好き。
テーブルとか、イスとか、キッチンとか、
本当に住みたい雰囲気です。
まじで、オシャレです。

そして、市川実日子さん。
いい感じですね～。
かわいいです。。

全体的に、いかにもな映画ではあります。
まぁ、眠くなる要素も満開な映画ではありますね。。。

ギルバートグレイプ

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「超人間映画」

とってもとってもヒューマン映画です。
映画のタイトルの通り、まさしく「ギルバートグレイプ」にふさわしい映画の内容。
とっても納得できるタイトルです。

この作品の好きなところは２つ。
①ジョーにーデップのさまよう心、ゆれる心
②レオナルドディカプリオの演技

＞①
親に悩むべきところがある、夢はと聞かれた時の答え、恋に落ちる感じ、
家族、愛、夢、街、等々、
数々のものにさまよい、ゆれる描写。
とっても感じることが多く、キレイ。

＞②
最高の演技。
レオ様のことを完全に見直しました。
本当に美しい演技でした。
キレイ過ぎました。

すばらしいヒューマン映画です。

ホリデイ

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「メジャーなんて言わせません」

出演者がかなり豪華な作品。
確実にメジャーなミーハー作品と思われがちなのでは。
僕もはじめはそんなつもりで、観たのですが、、
・・
・・
とってもおもしろかったです。
潔くて、やはりミーハーだけど、実は深くて、
なんかとっても見入っちゃう雰囲気でした。

内容としては、日本人には馴染みないテーマの話で、まず新鮮。
出演者は良く観たことある人で、なんだか親近感。
等々、全てふまえると、絶妙のバランスの間に出来上がった作品になっています。

そして、涙も出ました。
とっても共感もできました。

なめちゃいけない、最高のミーハー映画です☆

マディソン郡の橋

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「上質」

上質な作品。
脚本がしっかりしている雰囲気。
とっても品がある、キレイな作品でした。

日常と非日常（現実と夢）を見事なまでに表現。
表現方法も、ただその話だけを映画にしたわけではなく、
子供に残した遺書として語られる話。
そんなちょっとした工夫も、この作品が上質だといえる理由だと思います。

内容としては、不倫の話。
ただ、どろどろとしてるわけではなく、むしろキレイです。
4日間だけ、主婦ではなく、女になる感じ。
名優二人による表現は、素敵すぎますね。

涙するところもあり、気持ちが完全に入り込みました。
年をとっても、恋するってキレイですね。

最後に、メリルストリープは、さすがの一言ですね。。。

大いなる休暇

評価　★★★★★★★★★☆
一言で表す「最高のほのぼのぉ～映画」

とってもいい作品です。
僕の感性に完全にぴったりな作品です。
設定とか、登場人物とか、内容とか、
ほんとうにほのぼのとした、気持ちが良くなる映画。

とある、人口125人のちいさな島でのお話ですが、
なんか「大いなる休暇」というタイトルもいい感じに決まる
素敵な話です。
125人で繰り広げられる、いろんなシーンは、
本当に観ていて気持ちいいというか、うれしいというか、癒されます。

冒頭にも書いたように、僕の感性とぴったり合っているのが、
この作品を好きになった理由。

追伸
僕の好きな作品である、
「キッチンストーリー」「ストレイトストーリー」が好きな人は
この作品はきっと好きです！！

四月物語

評価　★★★☆☆☆☆☆☆☆
一言で表す「onlyイワイズム」

と～ってもありふれた日常の描写。
だれでも簡単に想像できる内容。
それに、ただイワイズムな撮り方を足してあげただけの作品。
そんなイメージです。（辛口ですが・・）
ベタベタで埋め尽くされた内容は、
たいして興味をそそられる部分ではありませんでした。

そんな中、一つ良かったのは、興味を持った部活が、
「釣り部」だったところ。
この作品の中では、ちょっと非日常（！？）
練習風景とかはおもしろかったです。

とはいえ、僕が観て来た岩井俊二映画の中では、
ちょっと一番・・・

ペネロピ

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「かわいい前向き映画」

とっても前向きでいい作品でした。
かわいらしい雰囲気で、私がとっても好きな雰囲気でした。
最後には感動ありで、結構涙しました。

内容ですが、、
中身はとってもわかりやすいです。
ありがちな話です。
内容にはそこまで、特別感は感じませんでしたが、
ちょっとした批判や、違った人間模様の描写はキレイです。

この作品の私の高評価は、フォントと小細工にあります。
特にDVDのメニュー部分とか。
まず、「ペネロピ」のタイトルのフォントがすっごい好き。
その周りを囲む、花とその模様の小細工が好き。
私の感性をくすぶる、すばらしいデザインでした。

そんな作品なので、中身も暖かさがあふれた映像。
心が気分良くなる、前向きですばらしい作品でした。

※HPすっごいオシャレです。僕の大好きな感じ。。。

潜水服は蝶の夢を見る

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「リアル・別世界・想像力」

とっても美しい作品。
人間力の極って感じ。
すっごい見入ってしまいました。

元は実話だそうで、内容もすっごい感動してしまう流れ。
何もコンセプトがない軽い作品だと、
感動系の実話なんて、本当に軽くなって全然心に響きませんが、
この作品は全然違いました。

観てはじめに感じたのは、
「コンセプトがすばらしく固まってるな～」
「ぶれてないな～」
でした。
芯が通った、迷いのない作品。
とっても心に響きました。

最後に、、
タイトルがなんか好き。
観てから思いましたが、とってもオシャレなタイトルだと思いました。

ニュー・シネマ・パラダイス

評価　★★★★★★★★☆☆
一言で表す「映画人のための映画」

とうとう観ました。
考えるところが多々ある素敵な映画でした。
今まで映画の感想を書かせていただいていましたが、
この作品を観ずして映画の感想を書いていたことが
なんとも恥ずかしく思いました。
映画を観る人は必ず観ておくべき作品だと思います。

内容については、特にこれぞっていうのもはありませんが、
雰囲気がとてつもない存在感。
映画監督の教科書ですね。

とはいえ、最後のシーン。
涙が止まりませんでした。
号泣しました。
ありそうで全くないシーン。
心から映画ってすばらしいなと思いました。
今まで観てきた映画のシーンの中でトップ３に入りますね。