リアリズムの宿

総合評価　★★★★☆
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
実は細かいんじゃね！？度　★★★★☆
一言で表すと「絶妙な空気と間」

くるりの家出娘が主題歌ということで観てみました。
どうせ歌に負けてたいして面白くはないんだろうと、思っていましたが、、、
全くそんなことはなく、
非常に面白い作品でした。
なんとも言えない微妙な空気、絶妙の間、
日本映画っぽさがぷんぷんしますが、そこは私はやはり日本人。
間というものが好きなんでしょうね。
映画が繰り出すリアリズムにどっぷりつかってしまいました。

と、空気だけの作品と思いきや、これが非常に細かい。
一番気になったのがマフラー。
３人男旅で、共通の知り合いがぶっちして、お互いあまり知らない二人が旅をし始めるという作品のスタート。
そんな二人のマフラーは同じ色、赤。
二人が旅の途中で出会うヒロイン役のマフラーは青。
なんてシュール。
凝ってますね、はい。

その他、家出娘にぴったりなまったり雰囲気で続くシュール映画に満足満足な感じでした。。

愛おしき隣人

総合評価　★★★★☆
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
ゆるい度　★★★★☆
一言で表すと「ゆるさとオシャレの間」

非常にゆるい映画です。
恵比寿ガーデンシネマでやってて、ポスターとかもいろんな店に置いてあって、
非常に気になっていたこの作品、久々に映画館に行って観てきました。
外国の作品なのか、不思議な雰囲気でずっと話は続きます。
濃い色も全くなく、話はただ淡々と進みます。
そんな中ところどころにお笑いポイントも。
爆笑ではなく、微笑みたくなるような笑いです。
シャレてます。
個人的に好きなのはヒロインがビルの上でただ叫ぶシーン。
すっごいシュール。
すっごいゆるい。
なんかそのシーンが印象に残っています。
最後まで内容はつかめなかったけど、そんなのどーでもよくて、
シャレた外国の雰囲気を満喫できる観てみるべき作品だと思います。
最後に、、ポスターも結構好きです。
要チェケラ！！

そして、ひと粒のひかり

総合評価　★★★★☆
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
リアル度　★★★★☆
一言で表すと「すっごいリアル」

すっごいリアルな映画です。
それがゆえにどっぷり引き込まれます。
タイトルの意味が最終的にわかります。
なんかおもしろいとか楽しいとかそんな感じとはかけ離れていますが、
すっごい心に響く映画です。
感想が書きづらいぐらい重いです。
もう「リアル」としか言えません。
リアルの描写の仕方はホントすばらしかったです。

僕の中の「ひかり」ってなんなのかな。。

シザーハンズ

総合評価　★★★★★
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
人間バカ度　★★★★★
一言で表すと「抱きたいけど、抱けない」

名作です。
ロマンチックです。
ティムバートンさんの世界がどっぷりとあらわれている作品です。
（あんまりティムバートン作品を見たことはありませんが・・・（＞＜））

内容：
非常に切ないラブストーリー。
ジョニーデップのセリフ、「I Can't」は本当に良かったです。
そこだけでも泣きそうになりました。
抱きたいけど、抱けないという、切ない話にわたくし後半は飲み込まれまくってました。
にしても、雪が降るのは・・・とか、オシャレっ気むんむんのラブストーリーでした。
そして、人間って本当にバカだなと。
ラブストーリーの要素満載な中にも、人間のおろかさもた～ぷり入っていて、
恋愛モノとしてだけでなく、その他の要素もつまった作品です。

雰囲気：
やはりティムバートン世界。
湾曲の多い感じとポップな色使い。
直線のものははさみぐらい？（笑）
見ていてファンタジー的な雰囲気なので、現実から離れることができますよね。。

ということで、内容からも雰囲気からも素敵な作品でした。

エレファント

総合評価　★★★★★
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
直球勝負度　★★★★☆
一言で表すと「繊細な絶望感」

銃乱射事件の内容ということで、ドキュメンタリ的かなと思っていたんですが、
これがそうでもありませんでした。
非常に演出・脚本が細かくて、繊細な作品でした。

人物によるループに入るわけですが、この演出の元となる部分がどこだったのか。
１度見ただけでは内容が理解しきれなかった僕ですが、それが気になるところです。
スタート地点は食堂なのか、図書館なのか、それとも・・・

この演出、見ていて非常におもしろいです。。
淡々とした内容なのに、たっぷり内容があるわけで、とっても引き込まれちゃいました。。

８１分という短い作品なので、とっつきやすいですが、
内容は濃ゆく、ヘビー。
短期決戦型繊細映画とでも言っておきます。。
おもしろいです！！

オール・アバウト・マイ・マザー

総合評価　★★★☆☆
個人的に見ていただきたい度　★★★☆☆
スペイン語かっこいいですね度　★★★★☆
一言で表すと「独特の描写」

先日見てはまってしまった「トークトゥーハー」の監督である、ペドロアルモドバルさんの作品です。
やはりこの監督さんちょっとシャレてます。
映像が本当にキレイです。
９９％のメイン部分の話と、１％の「関係ないでしょ？」的な話がうまく映像化されています。
この１％の部分が非常にいいアクセントになっているように思います。
そういったところがこの監督さんはすばらしいと思っています。

内容については、残念ながら1度見ただけでは、ボクには難しかったです。。
おいていかれちゃうところが結構ありまして・・・（＞＜）
というか、内容自体はそんなにわかりやすいテーマではなかったかのように思います。。
テーマがピンポイントというか、わかりやすくはないというか、大きすぎるというか・・・

ということで、描写を主に見たい方にオススメしちゃいます。。

dot the i ドット・ジ・アイ

総合評価　★★★★★
個人的に見ていただきたい度　★★★★☆
ベルナルさん素敵度　★★★★★
一言で表すと「THEどんでん返し」

やりすぎかなというぐらい、どんでん返しな作品です。
ですが、それがいやとは感じず、気持ちよくどんでん返しされる感じで、見てておもしろいです。
展開がよめないというか、やりすぎなほどのどんでん返しのため、
監督さんの意向がむんむんな感じなわけですが、私的にはありでした。

内容はサスペンス的要素も恋愛要素も含まれていて、92分という短めな作品ですが、
中身は濃い感じがしました。

そして、最近マイブームのベルナルさん。
やはり彼、かっこいいですよ。

映画内にどっぷり引き込まれちゃう作品だと思いますし、
わかりやすい映画だと思うので、
誰でも楽しめる作品ではないでしょうか。。

ブエノスアイレスの夜

総合評価　★★☆☆☆
個人的に見ていただきたい度　★★★☆☆
大人度　★★★★★
一言で表すと「スペイン大人映画」

あまちゃんで単純な私には難しいというか、
映画に入り込めないというか、そんな感じでした。
といいますか、眠くなっちゃいました。。。

話はあんまりない感じの、先が読めない感じのって感じでしたが、
個人的には、スペイン語の情熱的な雰囲気と、
明るくない照明の雰囲気とがマッチしていて、「大人だな」というのが一番の印象です。

そして、なにより、ガエル・ガルシア・ベルナルさん。
最近彼が出る映画を良く見ているんですが、すばらしい！！
すっごいブームです。
背が高いとかじゃないけど、かわいいというかセクシーというか。
まじでかっこいいっす！！
今後さらに注目していきたい俳優さんです☆

パリ、テキサス

総合評価　★★★★★
個人的に見ていただきたい度　★★★★★
オシャレ度　★★★★★
一言で表すと「乾いた雰囲気」

シャレてます。
名作です。
ものすごい良い雰囲気です。
出会ってよかった作品です。
140分超えの作品ですが、長さは全く感じません。

映像：
1984年の作品だからなのか、かすれた感じが出ているのですが、
それが実に良いです。
乾ききったテキサスの地にピッタリの色合いです。

音楽：
乾ききった映像にピッタリのギター音。
映像にかなりマッチしていて、映画にさらに引き込まれます。

にしても、1984年の作品でこの内容、完成度。
映画に関してはまだまだあまちゃんなボクなので、古い作品がどーゆう感じかは知らないのですが、
古い映画も全然楽しくて、おもしろくて、オシャレだというのを感じさせてくれる作品でした。

最後になりましたが、ヒロインのナスターシャキンスキーさん、まじでかわいすぎです☆
髪型はもちろんのこと、雰囲気がたまりません。。
1984年にこの存在感、モテまくりでしょう！！
いや～、ほんとにかわいいです☆

バッド・エデュケーション

総合評価　★★★★☆
個人的に見ていただきたい度　★★★☆☆
こゆい度　★★★★☆
一言で表すと「どろどろな同性愛」

かな～り濃ゆかったですね～。。
でも結構好きな映画かもしれないです。
濃ゆい中にいいタイミングで出てくるかなり素敵なシーン。
今回は子供の歌バックの何シーンか。
９９％の濃さの中にある１％のさわやかさがものすごい濃いテーマの作品を
いい意味でただ濃すぎるだけの作品じゃなくて、素敵な映画に変えています。

この監督さんの作品で私が前に見た「トークトゥーハー」でも、
描写のキレイさをひしひしと感じていたのですが、
この作品もキレイです。
（テーマは刺激的ですけどね）

ちょっとこの監督さん好きかもしれません。。
（私にその気があるわけではないですので。。）
ただ、その他の作品も必ずチェックしたい監督さんの一人になりました。